こうえんのような場所｜和歌山東の家

こんにちは。hana classです。

子育てと住まいは密接に関係しています。「子どもが生まれたのをきっかけに」や「子どもが大きくなったので庭付きの一戸建てがほしい」など、和歌山では子どもきっかけではじまる住まいづくりが多いです。

「和歌山東の家」では打合せでの建て主さんの言葉から独特な建物の形が生まれました。

子ども達が「賃貸住宅１階の小さなベランダ（外庭）でもすごく楽しく遊んでいる」「近所の公園が大好き」との言葉から、敷地内にできるだけ広い公園ののような遊び場をつくることを考えました。

できるだけ部屋を２階に配置し、１階の土の範囲を広く確保しました。建物の廻りを回遊できる「こうえん」のようなスペースとし、土遊び、家庭菜園はもちろん、２階ベランダからはブランコをぶら下げました。

何気ない気付く家族の日常的な生活であっても、それを大切にすることで個性的な住まいにつながっていきます。

住まいづくりにおいては「建て主」の言葉を「建築家」の住まいに対する思いや考えの中に取り込み変換していくことが大切だと考えています。

写真１枚目：２階に住まいを持ち上げ１階は建物を回遊できる「こうえん」のような場所。

写真２枚絵：軒下空間は夏場に日陰を提供しています。