軒や庇のデザイン|雨から建物を守る
2025/03/08
こんにちは。hana classです。
住まいの外観のデザインを特徴づける一つの要素に「軒」や「庇」があります。日本の住まいにとって当たり前であった「軒」や「庇」ですが、箱形のデザインが流行っていることがあり、近年は軒の無い注文住宅も多くなってきました。今回は軒や庇の役割について考えます。
日本は雨が多く降ります。和歌山県はもちろん太平洋側の県では特に雨が多く降ります。軒は雨から建物を守り、外壁からの雨漏りを防ぐ効果があります。また高温多湿な気候においては、多少の雨であれば軒や庇が雨を防ぐことで、窓を開けて過ごすことができます。このように「軒」や「庇」は日本の気候風土から生まれた建物の大切な要素の一つです。
現代の住まいでは、外壁性能向上やエアコンの普及で軒が無い住まいでも、問題なく生活できるようになりました。またコストを下げる目的で、軒を無くす住まいも多くあります。軒の無い箱形のデザインは「かっこいいから」という理由だけでなく「コストを下げる」という目的があることも理解しておく必要があります。
これからの住まいにおいては時代に合わせた軒や庇の使い方を考え、デザインに取り入れていく必要があります。
その他にも大切な役割がありますので、後日書きたいと思います。
hana classでは日本の気候風土がつくりだした、軒のデザインを大切に、住まいの設計を進めています。
写真1枚目:外周にすべて庇を設置。雨の日でも窓を開けて雨を楽しむことができます。
写真2枚目:一般的なハウスメーカーよりも長く出された庇。
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hana class
住所 : 和歌山県有田市辻堂70-2
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