家族の物語が生まれる場所｜台所（キッチン）

こんにちは。hana classです。

設計を進める際、要望・環境・条件・コストなど多くの要素を同時進行で考えていきます。その中でも重要なことの一つが台所（キッチン）の設計です。動線や間取り的な位置はもちろん、使い勝手、家族同士の関係性も考えていきます。キッチンが住まいの設計において重要なのは、家族が最も集まりやすい場所だからです。

現代の住まいのほとんどがＬＤＫ一体空間型です。その中でキッチンは「リビング対面型」「独立型」などの決まった空間構成にフィットするシステムキッチンを選んでいきます。キッチンという「人が住まう空間」というよりは、「システムキッチン」という既製品の商品が中心になっています。それでいいのでしょうか？家族が集まる場所だからこそ十人十色の使い方があるはずです。夫婦で調理したり、子どもがそこで勉強をしたり。背の高い人もいれば、車いすの人もいる。家族が集まれる場所とするためには、キッチンを中心に周囲の空間とどのようにつながっているかだと考えています。

子どもたちもスマホを持つ時代。家族であっても対面で会話をする時間が減ってきているように思います。家族がキッチンに集い、そこで一緒に調理したり食事しながら会話することで、日々の暮らしの中に多くの家族の物語が生まれていきます。

hana classでは家族が集い多くの家族の物語が生まれるような台所・キッチンスペースを提案しています。

写真1枚目：ベランダ一体のコンクリート製キッチン。住まいの中心で明るいキッチン。

写真2枚目：1.8ｍ×1.8ｍの大きな調理台兼テーブル。家族みんなで調理ができます。